行雲流水

しのの備忘録。ゲームとか日常とか思うことを徒然と。

ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!

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先日から仮面ライダーガッチャードの放送が始まりました!
高校生が主人公で学校が舞台と、なんとなく仮面ライダーフォーゼを思い出させる設定だなと思います。
オンエアされた1、2話を観ましたが、どことなく平成2期序盤のような明るく楽しい雰囲気があり、今年はなかなか期待できそうです。


仮面ライダーガッチャード 第01話[公式] - YouTube
令和に入り仮面ライダーも色々な方向性を模索し始めたのか、なんとなく歪んだ倫理観を押し付ける作品が生まれたり、どんなハードな設定でも世界のリセットを繰り返すため重みがなかったり、
そもそも作品のコンセプトが破綻していて何がしたいのかイマイチわからない作品が続いていました。
ゼロワン、セイバー、リバイス、ギーツと1年見届けてもこの作品は何を伝えたかったのかな、という感想しか湧かなかったんですね。
アクションや役者さんの演技は素晴らしいと思いますが、ドラマ部分が全く響かない、乗り切れない作品がずーっと並んでいたように思います。
これは昔と違って厳しい放送倫理が求められる時代にバトロワをやろうとしたり、AIの是非という扱うのが難しい題材を選んでいたり、話数を引き延ばす為に仲間割れや闇堕ちをひたすら擦る「番組で扱うテーマのミスや製作側の事情」が絡んでいるように思います。
なんとなく題材や絵面は派手でも上手く昇華し切れずに途中で破綻しちゃうんですね。
CGやスーツに予算を取られ、よくわからない理由から対立しダラダラとライダーバトルで引き延ばそうとするのも見受けられ、その構図が半ばテンプレ化していたように思います。

では「仮面ライダーガッチャード」はどうかと言いますと、話としては「街に解き放たれた錬金生物をカードに封印していく」というもので、19年前(!?)に放送された「仮面ライダーブレイド」を彷彿とさせる内容で正直目新しさは無いです。
ただ「悪を倒して封印する」というのが話の根幹に来ていますので、ヒーロー番組としては非常にシンプルで分かりやすい作風になりそうだな、と思います。
前作のギーツで思ったのが、最低限「悪を倒す」や「人助け」が主人公の戦う理由に来ないと、イマイチキャラクターに共感できない状態が続いてしまうので、今作だとそこは問題無さそう。
あとは必要以上に人物を登場させず、山ほどライダーを投入せず、ちゃんと毎週ライダーと怪人が戦う番組が作れれば、久々に満足出来そうな仮面ライダーになる気がします。
道路交通法の規制もある為難しいとは思いますが、ちゃんとバイクに乗ってくれると尚いいですね。
Youtube配信のブレイドを観ていると、主人公達が移動手段として日常的にバイクを乗りこなしていて格好良いなと思いますので。
(今作は高校生設定だからそこは難しいかな…)

ガッチャードが変に捻った作品より、まっすぐ明るいヒーロー番組になってくれることを望みます。